日頃より保護者の皆様におかれましては、当園に対しご理解・ご協力を賜り感謝申し上げます。
現在、政府と自治体が一体となって懸命に新型コロナウイルスの感染拡大防止策を講じている事はご承知の通りです。現時点において感染者の数はなお増加傾向にありますが、急激なペースで感染者が増加している諸外国と比べて、我が国では増加のスピードを抑えられている事、親愛幼稚園周辺地域において子どもの感染は確認されていない事等を踏まえ、当園では、新年度(４月)から、集団感染のリスクが高くなる条件を避ける対策(登園前の検温・手洗いの励行・こまめな換気・集団遊び時の工夫等)を取りながら、通常保育を行う事を決定致しました。
しかしながら、幼稚園教育を管轄する文科省は「可能な限り速やかに（自治体が解除を判断する際の）目安を示したい」(３月１９日)とされ、学校再開の可否は自治体の判断に委ねるとの考えが強調されました。

今後の足立区の見解や、状況の変化等により今回の決定事項を変更せざるを得ない場合には改めて速やかにお知らせさせていただきます。

新型コロナウイルスに対しましては、クラスターといわれる集団での感染拡大が危惧されております。現在特効薬は無く、症状が落ち着き陰性が確認された後、再び陽性となったケースが発生している状況や、足立区内学校・保育園に通う子どもの感染が確認された現実を鑑みますと、大切な当園の子ども達に万が一の事があってはならないと考え、これまでの対応となりました。
在園児保護者の皆様におかれましては、突然の長期に渡るご家庭での保育子育てや、お仕事の調整等、不都合をおかけし申し訳ありませんでした。同時に、元気いっぱいに登園し、お友だちと一緒に遊び、学びたかったであろう園児のみなさんの気持ちを考えますと胸が締め付けられるような思いです。世界的に一日も早い新型コロナウイルスの収束を祈念し、これまで通り楽しく賑やかな園生活ができますよう、職員一同来年度の準備を進めております。今後とも、ご理解とご協力の程よろしくお願い申し上げます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　親愛幼稚園　理事長　多田 太郎